ラインアップ
G9000シリーズは、CPUと接続する「センターデバイス」と幅広い用途に対応した「ローカルデバイス」に「HUB用LSI」を合わせた全7機種をラインアップしました。[センターLSI]
内蔵RAM「I/O制御用:256バイト」「データ通信用:512バイト」
最大64個の各種ローカルデバイスの制御。
最大256バイトのデータ通信が可能。
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[ I/O制御LSI ]
I/O点数は16点。
超小型パッケージ(7×7mm)。
G9205A同士で相互間の「I/O通信」を行える「ポート間通信」モード搭載。
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[ モーター制御LSI ]
モーション制御機能を搭載。
1軸分のパルス列出力モーションコントロールが可能。(最大64軸接続)
ライン上のG9103A同士で補間動作(直線補間・円弧補間)の制御も可能。
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[ CPUエミュレーションLSI ]
CPUエミュレーション機能を提供します。
ローカル側でCPUのように振る舞い、いろいろな周辺LSIを制御できます。
また、ローカル側に別途CPUを接続し、通信を行うことも可能。
[ 機能拡張LSI ]
Motionnetの機能拡張が可能なデバイス。
G9006に接続されたCPUは、Motionnetシステムに対して、様々なアクセスが可能で、
IoTにも対応できます。
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[ HUB用LSI ]
Motionnet通信ラインの任意の場所に挿入でき、5本の通信ライン分岐が可能。
信号の歪除去、反射波の修正、通信ラインの延長などにも使用可能。
Motionnet入門(はじめに)
[ Motionnetって何? ]
Motionnetは日本パルスモーターが提唱する、シリアル通信によるフィールドバス・システムです。
I/O制御・モーション制御・周辺LSI制御・CPU間メッセージ通信が行えます。
[ フィールドバスって何? ]
CPU(パソコンやマイコン等)と、現場機器(フィールド機器)をつなぐ通信路(バス)です。
一般的にFA制御にて求められるリアルタイム性を満たす通信規格を指す言葉として用いられています。
Motionnetでの現場機器は、入出力機器(センサ・スイッチ・ランプ等)や、モータドライバなどです。
通信により制御することでシステムの省配線化が図れます。
CPUに各現場機器を一つ一つ接続する場合には配線が複雑で保守も大変ですが、
フィールドバスでは、通信ラインに各現場機器をぶら下げる構成なのでシンプルです。
[ Motionnetの良いところは? ]
1.他社メーカーのどんなモーターでも動かせます
2.古いPC・低性能なCPUでも動きます
3.応答速度が速い
4.導入・立ちあげがしやすい
5.ライセンスが不要
Motionnetについては、下記特集でも詳しく紹介しています。併せてご覧ください。
G9000シリーズを使うメリット
Motionnetの主な機能は、ボード/ユニット製品としてご用意しておりますが、
LSI製品のG9000シリーズ単体でもご購入いただけます。
ライセンス手続きは不要で、お客様側でシステムをより自在に構築することができます。
こんな時に、G9000シリーズ
1.オリジナルのフィールドバス機器を製作したい
⇒ リアルタイム性と拡張性を兼ね備えた、I/O&モーション制御のシステムを実現可能です。
2.複数軸のモーター制御ボードを分散/小型化したい
⇒ 装置のレイアウト/デザインの工夫にも貢献します。
3.フィールドバス検討における悩みを解消したい
(メーカー選定に制約が生じないか、サーボモーターだけしか使えずコストアップか、開発に手間取らないか…)
⇒どのメーカーのモーターもOK、ステッピングモーター制御も可能、シンプル構成で開発容易です。