センターLSI
Motionnet構築用のセンターLSIです。
I/O制御用に256バイト、データ通信の送信用FIFOに256バイト/受信用FIFOに256バイトのRAMを内蔵し、最大64個の各種ローカルLSIの制御を行います。
1回のデータ通信でモーター制御LSI_G9103Cには最大128バイト、CPUエミュレーションLSI_G9004Aには最大256バイトのデータ通信が行えます。
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特長
・伝送周期、64個のローカルLSIを接続した場合、1ms以内(966.4 μs) (I/O通信のみの場合)
・1つのセンターLSIに、最大で256ポート(2048 bit)のI/O接続が可能
・CPUへ入力変化割込み信号を出力可能
・ローカルLSIを識別するデバイス番号は、0から63の範囲で設定可能
センターLSIは、ローカルLSIのデバイス番号を自動取得
ローカルLSIは、順番や歯抜けを気にせず、デバイス番号を設定可能
・I/Oポート用メモリーを内蔵していますので、通常のメモリーをアクセスするようにI/O信号を操作可能
・4タイプのCPUインターフェース回路を内蔵(Z80系,8086系,H8系,68000系等)、あらゆるCPUに接続可能
・アドレスエリアは、通常512byte空間を使用します。アドレス空間が不足する場合、
入出力バッファーとコマンドを使用することにより8byte空間でも使用可能
・電源は3.3 V単一電源、主な端子は5 V用デバイスとのインターフェースが可能
Motionnetの仕様
基準クロック [MHz] | 40、又は、80 |
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伝送速度 [Mbps] | 2.5、5、10、又は、20 ※1 |
I/O通信時間 [µs] | 15.1 / ローカルLSI(伝送速度20 Mbps時) ※2 |
通信インターフェース | RS-485、及び、パルストランス ※3 |
通信ケーブルの種類 | 専用ケーブル、又は、LANケーブル(カテゴリー5相当以上) |
通信ケーブルの長さ [m] | 100(最長)、0.6(最短) ※4 |
通信ケーブルの総延長 [m/line] | 100 |
接続方式 | マルチドロップ |
ローカルLSI接続数 | 最多64局 |
※1 伝送速度は、「SPD0」端子と「SPD1」端子で選択します。
1つの「Motionnet®」でご使用になる全てのLSIの伝送速度は同じでなければなりません。
※2 伝送速度が20 Mbpsのとき、最多64局のネットワークで、I/O通信周期は1 ms以下(966.4 μs)です。
※3 パルストランスを使用したシステムを推奨します。
※4 「ローカルLSI」を繋ぐ通信ケーブルの長さが0.6 mよりも短い場合、同じ基板上の多段接続回路を検討してください。
G9001Aの仕様
アドレスエリア | アドレスエリアは、通常 512 byte 空間(A8~A0)を使用。 入出力バッファーとコマンドを使用することにより、8 byte 空間(A2~A0)でも使用可能。 |
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通信データ長 | 1~128 word / frame(1 word =16 bit) |
データ通信時間 [μs] | 3 word 通信時 ・・・ 19.3(モーター制御LSI(G9103C)のレジスタ書き込み時) 128 word 通信時・・・ 168.1 |
CPU インターフェース | 4 種類(Z80、8086、H8、68000 等)インターフェース回路内蔵 |
伝送方式 | I/O通信:サイクリック伝送 データ通信、システム通信、同報通信、ブレーク通信:トランジェント伝送 |
パッケージ種類 | 64pin QFP |
パッケージサイズ[mm] | 10 × 10(モールド部) |
質量 [g] | 0.35(typ.) |
電源 [V] | 3.3(typ.) |
保存温度 [°C] | −65~+150 |
動作周囲温度 [°C] | −40~+85 |
適合指令 | RoHS指令 2011/65/EU (EU)2015/863含む |