磁気式カウンターバランス gLESS (シャフトモーター垂直軸使用時の落下防止)

シャフトモーターの垂直方向(Z軸)使用で以下のお困りごとはございませんか?

★電源OFF時に保持力がないので最下点まで落下してしまう。
★現状の位置を維持するだけでも保持のために推力が必要で、コイル発熱につながる。
大型のシャフトモーターを選択する必要がありコストアップになる。

その対策として、磁気式カウンターバランス〖gLESS〗が最適です!
磁気の特殊配列を利用した日本パルスモーター独自の磁気式カウンターバランスです。

シャフトモーター(リニアサーボモーター)を垂直方向(Z軸)に使用する際、重力をキャンセル(重力補償)する目的で使用します。Z軸ユニットをご検討の方に最適です。

特徴・ラインアップ

・非接触により安定した動きとメンテナンスフリー

・可動範囲の発生推力がばねと異なりほぼ一定で、サーボ制御が安定。(整定時間・精度/定速性能/安定した推力制御)

・マグネットの特殊配列を採用することで外側への磁束漏れが、極小になるためシャフトモーターや磁気式エンコーダの近くでも配置可能

・ランニングコストがかからない

・モーターサイズを小型にできるため、コストダウン、省エネ効果が大きく期待できる

サイズ 発生推力 可働ストローク
Φ13 2.66N 40mm
Φ18 6.1N 40mm
Φ26 19.6N 40mm

垂直方向自重キャンセル(重力補償)の種類と比較

  gLESS 他社磁気式カウンターバランス ばね エアーシリンダ カウンタウェイト
非接触
サーボ制御の安定性
高速運転
位置による発生推力の変化 ◎(変化なし) ◎(変化なし) ☓(変化あり) ☓(変化あり) ◎(変化なし)
経年変化 ◎(変化なし) ◎(変化なし) ☓(変化あり) ☓(変化あり) ☓(変化あり)
メンテナンス性(耐久性)
磁束漏れ ◎(なし) ☓(あり) - - -
組込みやすさ
コンタミ性
コスト
ストローク対応

他社磁気式カウンターバランス

磁束漏れがあり、モーターの近くに設置できない   
   ・シャフトモーター、磁気式リニアスケール使用時には適当な距離の確保が必要   
   ・リニアモーターのアナログホールセンサー部への影響の恐れあり
   ・磁束漏れを防ぐにはケース部を厚くする必要があり、大径化

ばね式カウンターバランス

作業点の位置によりばね定数が変化。ばねの伸縮場所によって、保持力(反発力)が異なる。
   ・ドライバチューニングが困難
   ・サーボ制御に対して安定した動作に(精度を求める定速・推力制御)に影響を与える
   ・特に連続的に使用する場合の耐久性に問題(ばね定数が変化する)
   ・音がする

エアーシリンダー

圧縮量に比例して復元力が強くなり力が一定ではない。
   ・作業点によって反発力が変化
   ・サーボ制御に対して安定した動作に(精度を求める定速・推力制御)に影響を与える
   ・定期的なメンテナンスが必要
   ・耐久性にリスクあり

紹介動画


gLESSの特徴を紹介した動画です。

アクチュエーター事例


スケールレスシャフトモーターとgLESSを組み合わせたZ軸の先端に、
アイカムス・ラボ社の超小型シリンジを装着したアクチュエーターです。

 

X/Y/Zはシャフトモーターで駆動し、Z軸にはgLESSを搭載しました。
Θテーブルはマイクロ・テックラボラトリー社のμDDモーターを使用しています。
 

gLESSについてご相談ください。

gLESSについて詳しく聞きたい。デモをして欲しいなどどんな事でもご相談ください。
お問い合わせ後、当社担当よりご連絡差し上げます。

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