機能拡張LSI
Motionnet構築用の機能拡張LSIです。
4線式シリアルバス接続でCPUと組み合わせて使用します。
G9006に接続されたCPUは、Motionnetシステムに対して、次のアクセスが可能です。
・センターデバイスに接続されたCPUや、他のG9006に接続されたCPUとの、
最大32バイトのサイクリックな通信。(ローカル動作モードの場合に有効)
・全ポートデータ(サイクリックに通信されるデータ)の監視。
(両方のモードで有効)
さらに、CPUを介して各種デバイスをMotionnet と連携させることができます。
(AD/DAコンバーターとの接続や、リモート制御などの構築が可能)
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特長
・7×7mm(モールド部)の小型パッケージ
・通信用のローカル動作モードでは、自由に使える最大32バイトのサイクリックな通信を実現
・監視専用のモニター動作モードなら、デバイス番号の割り当てが不要
モニター動作モードは、デバイス番号(アドレス)を用いない=占有しないモードです
・ローカルCPUへの割り込み要求機能・端子からのワンショット信号出力機能も備え、多彩な制御が可能
・通信方式:サイクリック伝送 I/O通信
Motionnetの仕様
基準クロック [MHz] | 40、又は、80 |
---|---|
伝送速度 [Mbps] | 2.5、5、10、又は、20 ※1 |
I/O通信時間 [µs] | 15.1 / ローカルLSI(伝送速度20 Mbps時) ※2 |
通信インターフェース | RS-485、及び、パルストランス ※3 |
通信ケーブルの種類 | 専用ケーブル、又は、LANケーブル(カテゴリー5相当以上) |
通信ケーブルの長さ [m] | 100(最長)、0.6(最短) ※4 |
通信ケーブルの総延長 [m/line] | 100 |
接続方式 | マルチドロップ |
ローカルLSI接続数 | 最多64局 |
※1 伝送速度は、「SPD0」端子と「SPD1」端子で選択します。
1つの「Motionnet®」でご使用になる全てのLSIの伝送速度は同じでなければなりません。
※2 伝送速度が20 Mbpsのとき、最多64局のネットワークで、I/O通信周期は1 ms以下(966.4 μs)です。
※3 パルストランスを使用したシステムを推奨します。
※4 「ローカルLSI」を繋ぐ通信ケーブルの長さが0.6 mよりも短い場合、同じ基板上の多段接続回路を検討してください。
G9006の仕様
CPUインターフェース | 4線式シリアル |
---|---|
最高伝送速度 [MHz] | 20 |
汎用入出力(GPIO) | 汎用入出力端子 8本(ローカルCPUから制御できます) |
パッケージ種類 | 48 pin QFP |
パッケージサイズ [mm] | 7 × 7(モールド部) |
質量 [g] | 0.18(typ.) |
電源 [V] | 3.3(typ.) |
保存温度 [℃] | -65~+150 |
動作周囲温度 [℃] | -40~+85 |
適合指令 | RoHS指令 2011/65/EU 2015/863/EU含む |
構成例
G9006の動作を確認するためのユーザー評価基板を用意しました。
基板サイズは 58mm×57mm で、G9006の外部端子の状態を設定するためのディップスイッチ、RS485とパルストランスなど、
評価に必要な部品がすべて搭載されており、入手後すぐに既存のMotionnetラインに挿入し、動作確認ができます。