PCD4600シリーズの1軸タイプ
従来機種PCD4500シリーズを小型化・機能アップし、電源電圧も3.3V単一化して、ますます使い易くなった後継機種です。
ステッピングモーターのオープンループ制御であれば、一般的に必要と思われる基本的機能を内蔵しています。最近のCPU事情を考慮し、8ビットパラレルバスと4線式シリアルバスのどちらでも使用できますので、使用できるCPUの選択肢が広がります。
2軸タイプで10×10mm、4軸タイプで14×14mmと、QFPタイプでは業界最小のパッケージを採用。
ステッピングモーターの多軸コントローラーを“小型”で“安価”に“早く”開発できます。
仕様
制御軸数 | 1 |
---|---|
最高出力周波数 (標準、Max.) (※5) |
2.4Mpps (Max.5Mpps) |
CPUインターフェース | 8/16ビットパラレル 4線式シリアル |
パッケージ | 48 - pin QFP |
電源電圧 | +3.0V ~ +3.6V |
基準クロック (標準、Max.) | 4.9152MHz (Max.10MHz) |
速度設定レジスタ数 | 2 (FL, FH) |
速度設定ステップ数 | 1 ~ 8,191 (13bit) |
速度倍率設定範囲 | 1 ~ 300倍 |
加速レート設定範囲 | 1 ~ 65,535 (16bit) (加減速共用) |
減速レート設定範囲 | |
位置決めパルス数設定範囲 | 0 ~ 16,777,215 (24bit) |
スローダウンポイント設定範囲 | 0 ~ 16,777,215 (24bit) |
パッケージ外形寸法 (モールド部) (mm) |
7×7 |
周囲温度 | -40 ~ +85℃ |
S字加減速制御 | 〇 |
エンコーダー入力 (4逓倍まで可) | |
アップ/ダウンカウンター (現在位置カウンター) |
〇(各軸あり) 28ビット×1 |
コンパレーター | |
割り込み信号出力 | 〇(6要因) |
次動作用プリバッファー(プリレジスタ) | |
次動作自動スタート制御 | |
パルサ—入力 | |
直線補間 | |
連続補間機能 | |
I/O (汎用入出力端子) | 〇(各軸入出力4点入力のみ2点出力のみ1点) (※14) |
リングカウント機能 | |
ソフトリミット機能 | |
5Vインターフェース対応 | 〇 |
適合指令 | RoHS指令 2011/65/EU (EU)2015/863含む |
(※5) 最高出力周波数の標準値は、標準周波数の基準クロックを入力した場合で、Max.値はMax.周波数の基準クロックを入力した場合を表します。
(※14) PCD4600シリーズは、2相ステッピングモーター用励磁シーケンス出力の機能を使用しない場合の入出力点数を表しています。この機能を使用する場合は、各軸とも出力のみ1点となります。また、4線式シリアルバスモードで使用する場合は、D0~D5端子 (パラレルバスモード時のデータバス用端子) を汎用I/Oポート端子として利用可能です。 (6本)