従来機種PCD4500シリーズを小型化・機能アップし、電源電圧も3.3V単一化して、ますます使い易くなった後継機種です。
ステッピングモーターのオープンループ制御であれば、一般的に必要と思われる基本的機能を内蔵しています。最近のCPU事情を考慮し、8ビットパラレルバスと4線式シリアルバスのどちらでも使用できますので、使用できるCPUの選択肢が広がります。
2軸タイプで10×10mm、4軸タイプで14×14mmと、QFPタイプでは業界最小のパッケージを採用。
ステッピングモーターの多軸コントローラーを“小型”で“安価”に“早く”開発できます。
PCD4600シリーズ ラインアップ
製品名 | 軸数 | 最高出力周波数 | CPUインターフェース | パッケージ (外形寸法mm) |
電源電圧 |
---|---|---|---|---|---|
PCD4641A | 4 | 2.4Mpps (Max.5Mpps) | 8ビットパラレルバス 4線式シリアル |
100 - pin QFP | +3.0V ~ +3.6V |
PCD4621A | 2 | 2.4Mpps (Max.5Mpps) | 8ビットパラレルバス 4線式シリアル |
64 - pin QFP | +3.0V ~ +3.6V |
PCD4611A | 1 | 2.4Mpps (Max.5Mpps) | 8ビットパラレルバス 4線式シリアル |
48 - pin QFP | +3.0V ~ +3.6V |
特長
シリアルI/Fを利用した場合、パラレルバス端子を汎用I/O端子として利用可能。
一つのスレーブセレクト信号で4個のLSIまで拡張接続可能。
◆最高出力周波数:2.4Mpps
◆直線/S字加減速対応
◆2相ステッピングモーター駆動用励磁シーケンス回路内蔵
ステッピングモータードライブ用ICやトランジスターアレイを付加することで、
容易にステッピングモーターのコントローラー&ドライバーシステムが構築可能
◆現在位置カウンターを1個/軸内蔵
◆小型パッケージ(QFPタイプでは業界最小)
◆周囲温度:-40~+85℃の範囲で使用可能
・スローダウンポイント自動設定機能
・アイドリングパルス出力機能(1~7パルス)
・動作中の速度オーバーライドが可能
・動作モード(4種類の動作モードあり)
こんなご要望に最適です!
・小型少ピンの安価なCPUを使いたい。
・ステッピングモーターの制御として、初めて使ってみようと思っている。
・マイコンでのソフト設計に苦労しているので、もっと簡単に早くソフト設計したい。
・あまり高機能すぎなくても良い、基本的なことさえできれば良い。
・小さな多軸制御ボードを作りたい。
製品参考情報
※旧シリーズ:PCD45x1、PCD46x1シリーズは、2018年7月にて生産・販売を中止させて頂きました。
関連ページ:製造中止のお知らせ「PCD45x1シリーズ」
製造中止のお知らせ「PCD46x1シリーズ」
PCD46x1Aシリーズへの移行参考資料
生産・販売中止機種(PCD45x1シリーズ、およびPCD46x1シリーズ)からPCD46x1Aシリーズへ移行の際は、
お手数ですが下記資料にて内容のご確認をお願い申し上げます。
◆PCD45x1 から PCD46x1A へ
・概要:「PCD45x1からPCD46x1Aへの移行について (DB70234-0)」
・詳細:「PCD4611A/PCD4621A/PCD4641Aユーザーズマニュアル(PCD4500/PCD45x1シリーズからのリプレース版)」
◆PCD46x1 から PCD46x1A へ
・概要:「PCD46x1からPCD46x1Aへの移行について (DB70218-0)」
・詳細:「PCD4611A / PCD4621A / PCD4641Aユーザーズマニュアル」