4線式シリアルバス専用の小型パッケージ(モールド部:7✕7mm)と、少ピンの小型CPUを接続できることから、ボードサイズ全体を小型化できます。
エンコーダー入力、アップダウンカウンター、サーボモーターインターフェースを内蔵していますので、ステッピングモーター/サーボモーターのクローズドループ制御にも対応します。
PCD2100シリーズ ラインアップ
製品名 | 軸数 | 最高出力周波数 | CPUインターフェース | パッケージ | 電源電圧 |
---|---|---|---|---|---|
PCD2112A | 1 | 2.4Mpps | SPI (Serial Peripheral Interface) | 48-pin QFP | +3.0V ~ +3.6V |
特長
◆4線式シリアルバスでCPUと接続・外部バス用端子のないCPUでも本LSIを使用可能
・外部バス用の兼用端子のあるCPUでも、汎用I/O数を有効利用可能
◆制御データ配置の最適化とブロック転送方式を採用
これにより、伝送時間を最小限にすることが可能
◆CPUレスで制御できる新動作モード「単独動作システムモード」を用意
32種類までの動作パターンを書き込んだEEPROMを外付けすることにより、CPUレスでの動作が可能
●最高出力周波数:5Mpps(基準クロック 20MHz使用時)
●パルス出力形態:パルス信号出力と2相ステッピングモーター用励磁シーケンス出力の計12種類から選択が可能
●32ビットのアップダウンカウンターを内蔵
●豊富な動作モード(11種類の動作モードあり)
●手動パルサー入力端子装備(逓倍&分周機能なし)
●11種類の要因で割り込み信号を出力可能(イベント要因はレジスタで選択可能)
2相ステッピングモーター用励磁シーケンス出力もでき、さらにサーボモーターインターフェースを内蔵していますので、ステッピング/サーボのいずれにも対応します。
こんなご要望に最適です!
・少ないピンのCPUで、モーターをインテリジェント制御したい・とにかく小さなモーター制御ボードを作りたい
・動作時にはCPUを接続せずにスタンドアロン的に使いたい
・従来のPCDシリーズでは機能が少し物足りない
製品参考情報
※PCD2112は、2018年10月にて生産・販売を中止させて頂きました。ソフト・ハードで互換性がある後継機種「PCD2112A」は、2019年6月より販売を開始いたしました。
関連ページ:製造中止のお知らせ「PCD2112」
なお、PCD2112とPCD2112Aの差異につきましては、
PCD2112Aユーザーズマニュアル(取扱説明書)15.PCD2112との相違点をご参照ください。
関連ファイル:PCD2112Aユーザーズマニュアル 15.PCD2112との相違点(抜粋)