Circulo(サーキュロ)

Synapticon (シナプティコン)は2012年にドイツで創設され、ソフトウェア、エレクトロニクス、メカニクスに注力し、ロボットや機械工学におけるモーションコントロールの位置付けを革新する先駆的なソフトウェアとハードウェアを開発及び製造しています。

SOMANET Circulo(サーキュロ)は、世界初のインテグレーション(一体型)・モーション・デバイスで、ロボットやAGVおよびAMR等のスマートアクチュエーターの為の安全機能を備えたサーボドライブです。

Circuloはロボットコントローラを小型かつ軽量化、中空内の配線、EtherCATによる省配線化などにより、スマートなロボットシステムを実現します。

特徴



・一体型構造(各パーツをモジュール内に集約)
・ロボットアーム内やAMR・AGVの走行軸への組込みを簡単に実現
・省配線化 (EtherCAT) の実現ロボットコントローラのスリム化
・設置自由度の向上
・内蔵型デュアルエンコーダ位置決め精度の向上、制御性能の向上
・低発熱システム熱影響の低減、消費電力の低減
・サーボドライブが小型ロボットアーム内の組込みを実現
・使いやすいチューニングソフトにてモータ設定の自由度が向上
・高度な安全機能開発をサポート、安全システムの開発の効率化

仕様・ラインアップ

仕様 CIRCULO7 CIRCULO9
定格電圧(DC) 24~48V
最大電圧(DC) 60V
定格電流 8A 20A
最大電流 24A 60A
定格出力 250W 630W
最大出力 750W 1850W
サイズ(mm) Φ72.2 高さ21.3 Φ92.2 高さ22.3
中空径(mm) Φ20 Φ40
質量 92g 133g
エンコーダー(オプション) 2×19bit(1×マルチターン) 2×20bit(1×マルチターン)

Fail Safety over EtherCAT (FSoE)に対応

CIRCULOおよびCIRCULO SAFE MOTIONは、FSoE (Fail Safe over EtherCAT) のプロトコルを介し、
幅広い安全機能とセーフモーション機能を提供しております。

FSoEって何だろう?

FSoE(Fail Safe over EtherCAT)は、EtherCATネットワーク上で安全通信を可能にするプロトコルです。
IEC 61508やISO 13849などの機能安全規格の要件を満たすように設計されています。
FSoEはモーションコントロールシステム、ロボット、プロセスオートメーションなどのアプリケーションで使用できます。
近年の通信システムは制御データのリアルタイム通信だけでなく、同じ通信経路上にクリティカルな安全制御データも混在できるようになっています。

EtherCATはこれらを実現するために”FSoE “を使用することで、次の機能を提供しています。
    - 一つの通信システムに制御と安全データを混在安全システムの構成を柔軟に変更・拡張可能
    - 安全アプリケーションの簡単化のための認証済みのソリューション
    - 安全機能に対する強力な診断機能
    - 装置設計への安全概念のシームレスな統合
    - 同じ開発ツールを標準と安全アプリケーションに使用可能

機能安全規格に準拠

下記、機能安全に対応しております。

EN ISO 13849-1:2023 (up to Cat3, Ple)
IEC 61508-1:2010 (up to SIL3)
IEC 61508-2:2010 (up to SIL3)
IEC 61508-3:2010 (up to SIL3)
EN 61800-5-2:2017 (up to SIL3)


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