株式会社ステップテクニカ所有の特許「特許第2994589号」が無効になりましたのでご連絡いたします。
株式会社ステップテクニカから提起されていた特許権侵害に基づく差止等請求訴訟は、すでに当社の勝訴により終結しておりますが、この度、さらに差止等請求訴訟の対象となった特許も無効となりました。
詳細は、下記をご覧ください。
〈ステップテクニカ社特許の無効について〉
当社が株式会社ステップテクニカから「特許第2994589号」の特許権侵害に基づく差止等請求事件として提起されていた事件は、平成22年10月20日付で、知的財産高等裁判所が「権利範囲に入っていないだけでなく、無効理由がある」との判決を示し、当社が勝訴した。
一方、対象となった特許権である「特許第2994589号」は、平成23年2月15日付で、特許庁が「特許を無効とする。」との審決を出した。
この審決を受けて株式会社ステップテクニカが審決取消訴訟を提起したものの、平成23年6月23日付けで、知的財産高等裁判所が「原告の請求を棄却する」との判決を示し、「権利無効」を指示した。
なお株式会社ステップテクニカは、平成23年4月28日付けで訂正審判を請求したものの、前記判決では「訂正は、本件審理の判断に照らしても本件発明の特許性を基礎付けるのに十分でないことが明らかであって」と判示し、訂正を認めても特許性がない旨の判断を示した。
従って、前記判決により、株式会社ステップテクニカが有していた「特許第2994589号」が無効となり、この権利は最初からなかったものとされ、前記権利を考慮することなく製品の製造販売が可能である。