シャフトモーターには2通りの使用方法があります。
可動子側を固定しシャフトを動かす"シャフト駆動"と、
シャフト側を固定し、可動子を動かす"可動子駆動"です。
お客様のご利用シーンに合わせてお選びいただけますが、それぞれにメリットとデメリット、向いている使い方がございます。
シャフトモーター選定のご参考にぜひしてみてください。
シャフト駆動
メリット | 可動子を固定することでモーターケーブルが固定され、可動部にケーブルを持たない構造にできます。 エンコーダヘッドを固定してエンコーダケーブルも固定し、エンコーダスケールを可動部に配置することで、可動部はケーブルを持たない構造となります。 そうすることでケーブルによる負荷が無く、可動部はガイド以外非接触となり、長寿命な装置となります。 |
デメリット | ストロークを長くするのが困難になります。 ストロークを長くするとシャフトを長くする必要があります。 するとシャフトを固定するために構造物も長く大きくなるため可動部の負荷が増えます。 シャフトモーターの型式にもよりますが、ストローク200mm以上で使いたい場合にはおすすめできません。 |
おすすめシーン
小ストロークで高精度な位置決め・等速性を求めるお客様向け。
画像検査装置・レーザー加工機・分析装置等
シャフト駆動 実例動画
可動子駆動
メリット | ストロークが長く取れます。 Lシリーズ(ラージギャップモデル)を採用すれば、ストロークを3000mmまで伸ばすことも可能です。 SLPシリーズ(NPROBO)はこちらの構造を採用しております。 |
デメリット | ケーブルが動くため、ロボットケーブルに結線して使用していただきます。 ケーブルベアの負荷も加わるため、推力に余裕をもって選定することをおすすめしております。 |
おすすめシーン
速度やストロークを求めるお客様向け。
半導体装置の搬送部分・試験装置等
可動子駆動 実例動画
シャフトモーターにご興味ございましたら、ぜひお問い合わせください。
選び方に迷ったら選定サービスもご利用いただけます。
選び方に迷ったら選定サービスもご利用いただけます。